盗人、詐欺師、婬売、奴隷商、高利貸し、親殺し。わたしの罪状にもう一つ、最後のと似たようなものが加わった。わたしは人殺しだった。罪のない女がひとり、刃を受けて倒れ伏していた。これは敷石の間に詰まった土のような女で、都市にはつきものの卑俗な役割にその身を砕き、捏ね回し、万人の靴の底へせっせと塗りつけていた。わたしはこれをたった一枚の銅貨で買いつけて、その髪を丁寧にくしけずり、贄に相応しい装いをさせた。罪過に塗れたこの女は、供物を受くるわたしの神の気に召すだろう。これを瞑目させてやり、祈りをもって弔悼するのは彼の役割である。わたしはナイフの血脂を袖で拭った。清められた両の手で、女を生かしていた色彩が褪せはじめている。わたしは女の胸を裂き、食人鬼の末裔として正しい作法で、まだ温かい生命の残滓に漱いだ。ロス、ここに最も呪わしいけだものがいる。きみはこれを祝福するか? それとも首を落とすのか?